Evasion

フランス語とフランスワインをこよなく愛するフランス語ツアーガイドTokioのトラベルメモ

フランス、ワイン大学でのワインテイスティング基礎講習

 

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朝日に輝くワイン大学

 

ワイン大学(l'Université du Vin)での四日間の短期のワインテイスティング講習の今日が初日。


1日7時間授業。9時からスタートして午前中3時間半。午後は2時半から再開して5時半まで。このペースが四日間、合計28時間の講習ということです。

Tokioが選んだのは、テイスティングの基本講習。ワインの本場の専門的な研修機関でテイスティングの基礎的な技術を身に着けたいと思ったから。

ちなみに、ワイン大学というのはいわゆる大学ではありません。「大学」のパンフレットによると、葡萄の栽培からワインの醸造からソムリエ、ワインの販売、あるいはワインにからめたツアーなどなど、ワインの仕事に携わるプロの人を対象にした専門的な職業訓練機関で、大学や地方自治体とも連携して運営されているようです。

「大学」があるのは、Suze La Rousse という人口2千人くらいの小さな町の小高い丘にそびえ立つ中世のお城の中。


町中から見るとこんな感じ

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別の角度から見ると、
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こちらが「大学」の研究室の入口です。

我々研修生は、通常テイスティング専用ルームに近い別の入口から入ります。

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ちなみに、止めてある自転車はTokioのレンタルバイクです。

テイスティングの講習が行われる教室はこちら。

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授業の様子です。基本的に写真やビデオ撮影は禁止ですが、講師の「ニッケル」さんに許可を得て撮らせてもらいました。


研修生の机にはcrachoirと呼ばれる「流し」がついていて、テイスティングの際には、ワインを飲みこまないで、crachoirに吐き出すのがルールです。その机はこんな風になってます。

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授業についてはまた後日。

今日のSuze La Rousse は快晴。高台にそびえ立つ「大学」から見渡す風景は映画のワンシーンかと思われるほどTokioには感動的でした。この風景に巡り合えただけでもここまでき来た甲斐があった。

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眼下に見えるRuze La Rousseの街並み、その先に延々と広がるCôte du Rhône の葡萄畑。

 

ちなみに、Suze La Rousse の外に広がっている葡萄畑の光景はこんな感じです。

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フランスの夜明けは遅くて、朝8時過ぎ。Côte du Rhôneの葡萄畑のはるか彼方に昇る朝日の光景。


Tokioが宿泊しているホテルのあるBollèneという町から自転車で「大学」に向かう途中、日の出に遭遇。「大学」があるSuze La Rousseは公共交通機関の便が悪く、冬場は宿泊先もほとんどない、とっても「辺鄙な」所だけど、はるばる来て良かったなと、最初に思った瞬間でした。


それでは、今日はこんなところで。


皆さんも思い出に残る旅を。Bon Voyage !!